タイにビザ無しで入国した場合の、バンコクにあるイミグレーションでの30日間の延長手続きについてこのページでは解説したい。
2023年3月の某日のことであった。
私は住んでいるオンヌットからイミグレーションに向かった。ラックシーにある。このイミグレーションにはタイ滞在後、何度もお世話になっている。
どうやってイミグレーションに行ったら良いか。タクシーで行くのが一番楽だが、距離が長いだけにバスを使った方が良さげである。
最初はオンヌットからイミグレーションまで全てバスで行こうと考えていた。ところが、オンヌットのBTSの駅前でバスを待っていると、どうも午前中の時間だからだろうか、道路の渋滞がひどい事に気が付いた。
結局、戦勝記念塔までBTSで行き、そこからバスに乗ってイミグレーションに行く事にした。
戦勝記念塔から166番のバスに乗った。このバスは乗ってから気がついたのだが、イミグレーションの目の前まで行ってくれる。(前に確か別のバスで来た時にはイミグレーションの近くまで行って、そこからバイタクに乗り換えた記憶がある。)
イミグレーションに着いてからは荷物チェックがあり、それを済ませると館内に入れる。
私が着いた時は午前中の受付は終わってしまっていた。
館内で昼飯を食う事にした。カフェやレストラン、食堂、フードコートの類を探して歩いたがどこも満席であった。
私は歩き廻った挙句に、弁当らしきものを売る屋台を見つけたのでそこで餃子風の飯を購入した。
この餃子風の飯が不味かった。中に肉類が入っているかと思ったら完全に野菜だけだ。一緒に買ったアイスティーでなんとか味を中和させようと試みつつ、なんとか食べ終わった。
それにしても、私はタイにはそれなりに滞在しているのだが、いまだに飯のタイ語だけはよく知らない。食事に対して強い興味というか、欲望が無いのかもしれない。色も文化の一つであるし、自分の食へのこだわりの無さを反省するときも無いでは無いが、致し方あるまい。
さて、飯も食い終わった。私はコピー屋を探してパスポートのコピーをとった。
コピー屋では1枚3バーツであった。パスポートのどこのコピーをするべきかなどは私はよく分からなかったので、コピー屋に全て頼んでしまうのが楽だろう。3枚コピーして、6バーツを支払った。
あと必要なのは証明写真だったが、私は写真の予備をたくさん持っていた。
さあ、あとは午後から受付に並んで、ビザ更新を済ませるぞ!と気合を入れて長蛇の列の後ろに並び始めたのだったが。
受付の係りの人から言われたのは、「ここのイミグレーションではやっていない。ラクシーのITスクエアに行きなさい」という事であった。
おいおい、ここまで来て別の場所に行かなきゃいけないのか!タイではよくある事なのだが、私はちょっと落胆してしまいそうになった。
どうやら、ビザの延長の業務関連を、ITスクエアでやっているらしい。
調べてみたらITスクエアはイミグレーションから車で10分ほどの距離のところにあった。とはいえ、歩くと結構な距離だろう。かんかん照りの暑い日でもあったので、私はバイタクに乗る事にした。50バーツであった。
ITスクエアでは3Fに特設会場が設けられていた。
ここで書類を記入し、必要書類を全て揃えて係員に提出をした後に、順番が来たら1900バーツ也を支払って、最後にスタンプが押されたパスポートが返却されたら、全ての工程が終了だ。
ちなみにITスクエアで受付して、パスポートを受け取るまで2時間以上かかってしまった。
もう少し事務手続きが簡素化されないのかと思う。
やれやれ、何だかんだと朝から行って、半日以上かかってしまった。帰りはITスクエアの目の前にあるラクシー駅から電車に乗って帰った。
バンコクの中心部で走るBTSやMRTと違って、運行の本数がかなり少ないらしかった。
それと、バンスー駅で乗り換えをしたのだが、新しいバンスー駅の分かりにくさには閉口した。行き先の掲示板の案内がよく分からない。何だかんだでBTSに乗れてスクンビットの方に戻ってこれたけれど、難儀した1日であった。