近所のカフェにて

今住んでいるバンコクのアパートの近くにはいくつかのカフェがあった。その中でも行きつけのカフェというのがやはりあったのだが、そのカフェに行く目的というのがカフェのオーナーとのちょっとした雑談というものであった。

正直、コーヒーにしろ紅茶にしろ、味が薄くてそれほど美味いと思わない。値段も別のローカルの店で買った方が10バーツ程度安い。

それでも、そのカフェに通う。何でも中国からの移民らしくて、店の壁には中国語で書かれた掛け軸みたいなのが飾ってある。

祖父母の代に中国からタイに渡って来たらしい。そのオーナーは中国語は話せるが読み書きは出来ないらしいので、私がその掛け軸の文字を中国語からタイ語に翻訳してあげた。

私は中国語は全くの門外漢であるが、漢字は読めるし、だいたいの意味は分かる。

オーナーは喜んでくれた。