筆者にはこれまでの人生で何回かの転職経験がある。中小企業も大企業もどちらも経験がある。それなりに会社というものを見ては来たのだが、それでもいまだに分からないことがあった。中小企業と大企業とどちらの方が入ってから楽かという問題だ。
雇用条件や福利厚生、サラリーだけを見たら、大企業で働く方がずっといいだろうなと思う。ただ、大企業で働いたときに激務にならないとは限らないという問題も控えている。
サラリーと労働時間の関係性があって、要するに、出来るだけ仕事をせずに、頑張らないで給料だけもらうということが可能であれば、そこにサラリーマンとしての醍醐味があるはずであった。
入ってからの人間関係が良ければ中小企業の方が良さそうにも見える。だが、これに期待するのはハイリスクな賭けという気がする。
大企業であれば、入った後に嫌な人間関係があったとしても、自分が異動させられたり、嫌な相手がいなくなることもある。そうやって長年のサラリーマン人生を誤摩化しながら生きるのも辛く無いだろう。
中小企業に入ってしまって、会社の方針と合わないとか、良好な人間関係が築けずに悩んでいるといったことだと、中々解決は難しい。
結論めいたことを書けないが、大企業に入ったほうがのらりくらりやりたい向きにとってはいいんだろうなあ。大きな組織にいたほうが仕事の成果がよくなくても、働いてなくてもあまり目立たない。
会社選びというのは大変だ。経験を多く積んでいても、「多分、この会社に入ったらこんな感じだろう」という憶測、推定によって最後はエイヤ!の思いで飛び込んでみるしか無いから。