旅立つ一週間前ぐらいの日にまた記す

海外へ再脱出の日が刻々と迫っている。またまた東南アジアで働くわけであるが、それにあたっての書類の準備に追われていた。それがやっと今日終わった。あらかたの書類がそろったので、あとは衣類だとか、暇つぶしのために読む本などを買うという段階に突入した。

日本には何の未練も無かった。今日もコンビニにふと立ち寄った。雑誌類でも立ち読みしようかと漫画を手に取ってみたら、それはがっちりとビニールで縛られていて、立ち読みが出来ないようになっていた。世知辛いものである。日本というのは便利さでは世界一かもしれないが、その反面、随分と息苦しい空間になっているし、とりわけその労働環境は酷いものだから、日本に拘泥する意味がもはや何もないと言って差し支えなかろう。

これから寒くなる季節だ。北国で寒さに震えながら、陰湿な相互監視のムラ的共同体の中で痩せ我慢をしながら生きるよりも、常夏の国でまったり暮らしていたいのである。